募集終了の物件が多い件
suumo,homesで掲載されている物件を、ネット不動産会社(nomado不動産、yeah!不動産)を経由して、内見・契約できるサービスがある。そもそも、ネット不動産会社を使う一番のメリットは、仲介手数料が削減できる点である。
しかし、こういったネット不動産を使用て感じていることは、案内していただける物件の数があまりに少ないということだ。
直近では、suumo、homesから5件の物件のリクエスト(内見の応募)を出したところ、5件全て紹介不可の物件であった。
紹介不可である理由として考えられるのは、次に挙げる項目である。
①おとり物件であった
https://www.kurachic.jp/column/989/
②掲載時点では募集していたが、現在では募集終了している
(不動産会社の人がよく言う、タイムラグ募集終了物件)
③管理会社が抱え込みをしているため、紹介できない
そこで、上記5件に対して、suumoに掲載されている不動産会社に直接連絡して確認してみた。
電話で得た回答は次の通り。
・現在住んでいる方がいる
・そのため現在の内見はできない
・また契約していただいた方のみ内見できる
3つ目は明らかに怪しい。内見せずに決めるなんて日常的に行われているのか。そんなリスク高いことする客いるのか。その他電話の中では、次のような営業トークが続いた。
・引越しする月のことを話すと、家賃発生の月までに契約しないと、良い部屋取れないよ(突っ込んできいていないため、意味はよくわからない)
・ネット上では良い情報ないから、店舗に来たら良い物件紹介できるよ
(確かに物件出さないオーナーさんも居らっしゃるが、最近ではネットで掲載するケースも増えてきている。実際に町中の不動産会社の方に質問してみても、ネット上の情報と不動産会社専用の情報でも、大差は少なくなってきているというコメントもあった。
今回質問した不動産会社は、あまりに長い営業トークが続いたため、電話切ろうと試みると、電話を切らせないようなトークが続き、何とかして店舗まで来させようとさせてくる。店舗にいくと、さらに営業トーク激しそうなので、無理矢理電話きった)
すべての物件に対して確認することはしていないものの、今回のケースでは①のおとり物件である可能性が高い印象である。一方で、おとり物件を事前に弾いてくれるという意味で、ネット不動産のリクエストサービスは使えるかもしれない。ただし、不動産業界の構造として、おとり物件が多い状況は、不動産業会として、何かしら打ち手を考えた方が良いのではないかと思う。
ノマド不動産で物件見学した感想
先日ノマドの内見サービスを利用した。手配から実際に内見するまでのプロセスと実際にサービス利用した感想をまとめる。
■内見手配まで流れ
(1) webページ上で内見したい物件を選択する
(2) 内見可能であるかどうか、管理会社に確認していていただく
(3) 内見可能であれば実際に内見する日時を決める
良かったところ
・手配までにやることは全てweb上で簡潔する
・内見にあたり情報登録するが、必要最小限ですぐ終わる(2〜3分程度)
その他気づき、特記事項など
・ノマドのHP上にも記載されているが、一回の内見に付き3240円(税込み)の見学料金が発生する(ノマド経由で契約した場合キャッシュバックされる)
・内見希望を出した物件が募集終了しているケースが多い。恐らく時期が1月であるため、募集数が多かったためだと思われる。追加で物件を探すのが若干面倒であった
・私の場合8件中内見希望を出したところ、3件のみ内見可能であった
■内見当日の流れ
・内見する物件の前で現地集合する
・その後は一般的な不動産屋さんと同じで、一緒に物件を回って見学する
良かったところ
・web上で事前情報(個人情報等)登録するため、店舗で改めて文書書かされるようなプロセスが一切ない
・一般的な不動産屋さんの営業の方に比べて、積極的に営業トークをしてくることはほぼなかった(人によるかもしれないが、がつがつした営業は皆無)
その他気づき、特記事項など
・一般的な不動産屋さんの場合、車で物件をまわるケースがあるが、移動は全て徒歩であった(こういうところで経費削減していると思われる)
・内見後ノマド不動産全般と担当者へのフィードバック項目に関するアンケートが届く。改善活動にも力を入れている様子が見て取れて好感が持てる。
■全体的な感想
全体を通して効率面、内見の対応(部屋の説明、質問の対応)など、満足度は高い。特に内見の際に店舗に行かず、全てweb上で済む点が非常に簡潔で良いと感じた。また、実際に内見した際も、部屋に関する質問をしたら、納得いく答えを返してくれる。yeah!不動産の場合、内見対応していただく方は、アルバイトの方で不動産の専門ではない場合がある。その一方、ノマド不動産の場合、営業の方は不動産専門の方であるため、専門的な質問にも対応できるため、信頼感があった。その分で、3240円の費用がかかるものの、仲介手数料の削減分のことを考えると、決して高い値段ではないと思える。
一方で、ノマドだけの問題ではないかもしれないが、homesやsuumoといった不動産紹介サイトのURLから内見希望しても、実際に内見できるケースは少なかった。今回の場合、割合的には3件に1件のみしか内見できなかった。表向きには募集終了したためと言っていたが、別途該当物件の管理会社に連絡したところ、募集は現在も行っており、内見可能という回答を得た。仮説だが、管理会社が良い物件を囲い込みしており、他社(ノマドやyeah!不動産)に紹介しないケースがあるのではないか。この辺りは今後検証する価値があるかもしれない。
ネット不動産サービス登録してみた (2)
下記3つの不動産サービスに登録した。
・yeah!
・ノマド
・サンキュールーム
正当に比較するため、まずは不動産仲介サービス(homes) で該当物件を抽出した。ここでは7件の物件を抽出した。その後の流れは下記3ステップで実施した。
1) 該当物件リストを送付
2) 内見の依頼
3) 内見の実施
状況(登録から3日時点)
・yeah!
-1)~3)まで完了
-lineでやり取りするためとにかく対応のスピードが速い
-営業時間がないため、深夜でも対応していただいた
-内見は基本無料*1
-内見で対応いただいたエージェントはアルバイトの方、専門家ではない
・ノマド
-1)まで完了
-ポータルサイト上でメッセージやり取りする
-メッセージが来たらメールが届くように設定した
-内見は3240円かかる*2
-まとめて3件の物件がそろった時点で内見実施するようにする
-7件のリスト送付したが、内見可能な物件は2件のみ
-1件追加してから内見実施する
・サンキュールーム
-1)まで完了
-メールでやり取りする
-多数応募いただいているため、内見の対応は希望に添えないとの回答
-サービス料金に関しては記載なし。無料か?*3
現状yeah!が、対応スピードで一歩進んでいる印象。ただしエージェントはプロの方ではなく、アルバイトの方に案内していただいた。専門的な相談に乗っていただくことは難しいと思われる。
ノマドはyeah!に比べ、対応は遅いながらも対応はスピードがあまりに遅いことはない。今後実際に内見して比較する。
参考サイト
*1
*2
*3
ネット不動産サービスを登録してみた
登録した不動産サービスは下記3社。
・yeah!
・ノマド
・サンキュールーム
その他にも、大家さんと直接交渉できるウチコミというサービスがあるが、検索したところ物件数が少ないために除外した。
上記3社はいずれも、suumoやhomesで調べた物件をリクエストできる。suumoやhomes経由で不動産会社と契約した場合、通常の仲介手数料がかかるが、これらの会社を経由することで、仲介手数料を割り引いて契約することができる。ただし、物件リクエストしても、掲載終了している物件が多い。
実際にhomesを使って7件の物件を絞り込み、そのリストを3社に送付した。
まず返信が来たのが、yeah!。Lineでやり取りするため対応が素早い。リストを送付してから30分後には、内見可能な物件を紹介していただいた。リスト送付が夕方であったため、管理会社への内見空き状況を当日中に確認することはできなかったが、翌日午後以降には内見できる見込みとの回答を得た。
またノマドに関しても、リスト送付後30分程度で、紹介可能な物件を紹介していただいた。こちらは専用のポータルサイトでメッセージのやり取りをする。メッセージがくると、メールで知らせてもらうように設定した。ただしYeah!異なり、内見希望の旨をメッセージ送信(内見希望として「見たい」ボタンを押す)した。ただしノマドの場合、営業時間が10時〜19時であるため、その後の内見は未対応のままである。
一方、サンキュールームはメールでやり取りする。上記と同じ物件の希望リストを送付したが、返信はまだ来ていない。
ネット不動産サービスを本格使用を始めた1日目の活動は以上。
早くも使い心地に差が出ている。
不動産業界の構造理解と検証方法案
時間とコスト面で効率的に賃貸物件を決めるためには、不動産業界の構造を把握することが重要である。近年、仲介手数料無料としたネット不動産サービスが台頭しているなかで、本当にオトクなサービスであるのか、体系的に考察している情報源は少ない。
そこで今後ネット不動産サービスを中心に情報を整理してまとめるにあたって、ここだけはおさえておかなければならない、不動産業界の基本構造・常識をまとめる。現状知識がほぼない状態であるため、下記に挙げるような基本的な質問に答える形で、情報収集を行っていくことを考えている。
・本当にネット不動産サービスはコスト面でお得なのか?
・コスト面でメリットがある代わりに、リアル不動産会社に比べてデメリットは何か?
・リアル店舗の不動産会社と比べて、情報の質に違いがあるか?
<メモ>
・上記質問に答えるためには、リアル不動産会社とネット不動産サービスとの基本的なメリット・デメリットをまとめることが効率良さそう。
・そもそも不動産業界の分類として、「リアルvsネット」だけか?さらに下位の構造はどうなっているか?その他の業態はないのかということも調べる。
ネット不動産サービスの使い心地を調査する
背景:なぜネット不動産に着目したか?
・気軽に居住地を変えたいためという思いが強いため、購入ではなく賃貸志向である
・今後何度も引っ越しすることになるが、その度に仲介手数料を払うのはもったいない
・近年、仲介手数料を大幅低減することを特徴とした、ネット不動産サービスが増加しているが、サービスの移り変わりが早く鮮度の高い情報が不足している状況にある
本ブログの当面の目的:
・賃貸物件決めるまでのプロセスを実際に行うことで、ネット不動産サービスの概要・評判を比較評価する
・具体的にどういった方法で賃貸物件を決めていくのが、効率的(時間・コスト面において)であるかをまとめる
方法:実際に調査すること
(1) ネット不動産サービスを挙げる
yeah、ノマド、イエッティ、イエプラ、ウチコミ、、、
あたりのサービスをまとめる
(2) 評価方法(評価項目・判定基準)を決める
・住もうとしている賃貸物件の条件を総合仲介サイト(suumo、homes)で検索して、概要情報(物件数、家賃相場など)を把握する
・下記の評価項目で各社サービス毎の比較表としてまとめる
紹介している物件数
エージェントの質(レスポンス、紹介してくれる情報の質)
仲介手数料・その他サービス料
内見までの対応方法(が簡単かどうか)
(3) 内見・総合評価を行う
今後(1)~(3)をまとめていく。